奥村研究室・学生心得 (仮)
- はじめに / 研究室の目標
- 奥村研は、医療への貢献を通じて世界や日本の発展に資することを目指しています。
- この目標を達成するためには、活動に貢献するという意思と効率的な研究活動が求められます。
- 奥村研での活動に参加して頂く際には、上記について前提として共有しているものとします。
- この前提が満たされない際には、研究室より退去頂きます。
- 安全について / 安全第一
- 自分が扱う機材や試薬について、持つべき知識を持って下さい。知らないものは、理解するまで決して触ってはいけません。
- 問題が起こったときは、その時点で作業を中止して下さい。直ちにその旨を指導教員に報告し、指示を仰ぐこと。失敗は経験の源泉であり、失敗回数の多さそのものは評価に繋がります。しかし、失敗を迅速に報告しない、指導に従わない、同じ失敗を繰り返す、といった場合、相応の責任を問わざるを得ません。
- 事故や深刻な失敗が生じた際は、後日、文書にて経緯を整理し、対応策と共に提出して頂く場合があります。
- ミーティング / クリエイティブな時間のために
- 研究ミーティングの開始時間は、原則としてミーティングを開始する時間を指します。そのためには、開始時間より先に到着し、報告準備を始めておく必要があります。
- ミーティングにて報告事項や質問事項がある場合には、原則として、レジュメを作成し、持参して頂きます。レジュメには、日付、作成者を記し、要点を簡潔に記載する。ミーティングにて報告がある場合、事前に時間を掛けて準備を行うこと。
- レジュメの作成に際しては、分量は気にしなくて結構です。白紙スペースが多いレジュメも、まったく問題ありません。それよりも、発表の準備をせずに参加することを気にすべきです。
- 研究ミーティングの場合、冒頭にてアジェンダを確認し、ミーティング終了前にToDoと次回日程(できれば、次回ミーティングのアジェンダ)の設定を行うまでを基本フォーマットとします。ミーティングが効率かつ生産的に進むよう参加者は協力し、また、貢献するよう心がけて下さい。
- 前提として、ミーティングは、自分だけでなく他人の時間をも消費する活動であることを深く認識してください。
- なお、学内診療所の運営責任者という立場上、診療によってミーティング開始が遅れたり、ミーティング途中に退席してしまう場合がありえます。予めお詫びすると共に、どうかご理解下さい。
- 記録について / 会議を振り返れるように
- ミーティングでは、原則としてログ(速記録)を作成します。ログは、共有スペースに書き込み、発言していないものが発言内容を記載することを研究室の基本ルールとします。
- 決定事項がある場合、ログの末尾に整理して記して下さい。重要事項の場合、(bold等で)強調表現するよう工夫して下さい。
- ログのないミーティングは、数週間後には忘れ去られてしまい、ミーティング時間そのものの浪費となります。有意義な議論を行い、意思決定を行った経緯と結果を記録(ログ)に残すことが、ミーティングの存在意義と承知して下さい。
- 連絡について / 一生役立つスキル
- 連絡もまた、「そもそも相手の時間を奪う行為」であることを認識しましょう。
- メール連絡に際しては、冒頭にて連絡の主旨をまず述べ、その後に、内容を簡潔に記すことを心がけて下さい。
- メール文においては、文中のどこかに自らの名前を記して下さい。一般的には、文末に記すことが多いでしょう。文頭に送付相手の名前を記す流派がありますが、奥村はどちらでも気に留めません。
- 重要:届いたメールに返信する場合、特に理由がない限りCCを外さないで下さい。(reply allで返信する)
- 質問について / No such thing as a stupid question
- 分からないことがあれば、5分間で良いので、まずは自分で調べてみて下さい。人によって、調べる能力にも差があります。調べる習慣をつけない限り、調べられるようにもなりません。とにかく調べる習慣をつけて下さい。
- 一般的に、一般化している知識や「枯れた」ノウハウは、日本語で調べるほうが早いです。しかし、何か新しいことを調べる際は、必ず英語で調べなければなりません。(← 当たり前過ぎて、本当は言及したくない)
- 5分調べても分からなければ、調べ方を疑いましょう。そうした繰り返しを通じて、とにかくものを調べる習慣をつけること。そして、ものを自ら調べ、有用な知識を自ら得るスキルを早めに身に付けて下さい。
- 「No such thing as a stupid question」が分からない場合、調べてみること。
2020/6/24 ver.2
2020/6/23 ver.1